新時代の匠
コンビニの弁当は、賞味期限が来れば捨てられる。
発注ミスのフィギアは、産廃ゴミのコンテナに山積みになる。
売れ残ったジーンズは、廃棄処分が一番安くつく。
時代遅れのパンプスは、倉庫の奥で最後の時を待っている。
罪のない病気の家畜は、人間のエゴの為だけに埋められる。
このまま、わたし達はこの道を進むのか。
なんの考えもなく。
なんの工夫もなく。
たくさん作り、あまっては捨てる。
一度も使うことさえしないで。
必要なモノを必要な数だけを作る時代を欲する。
バカみたいに安くする必要なんてない。
そのモノの価値に見合った、まっとうな価値で。
モノを作り、モノを売り、モノを買う。
仰々しいモノ作りじゃなくていい。
大切にできるモノを作るということ。
古くて新しい価値観の元で。
新時代の匠とは、そういうことなんじゃないだろうか?
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